もうすぐ学振の結果が出る。
学振=日本学術振興会
研究者育成のため、また日本の教育・研究(科学に限らず)の発展のため研究費を出したり(審査あり)、大学院生やポスドクの生活面の金銭的なサポート(大学院生だと月額十数万円+研究費)をしてくれる機関。もちろん審査あり。審査を通過すると、『特別研究員』としてこれらのサポートが受けられる。
『学振が通る』とはこの特別研究員に採用されるという意味。採用されれば、一応は難関を突破したというこで大学での研究を仕事にする道(つまり准教授、教授への道)のスタートラインには立てることになる。
今年の5月くらいだったか、この書類を提出した。
卒業後の進路としてなので、ポスドクとしての採用をねらって。
その書類選考の結果がそろそろ出る。書類だけで採用される場合もあるし、その後に面接というか研究内容の発表を経て選ばれることもある。
ちなみに、その採択率は約10%。
最初にこの数字を見たときは、厳しい世界だなぁと正直思ったが、よくよく考えて見ると普通の企業の場合、エントリーシートに出した人数と実際に内定もらえる人数の割合を計算したらよっぽど企業の方が難しいような気もする(何社もエントリーできる利点はあるが)。
また、生物系の研究職ということになるとさらに悲惨な数字になる。
実際、昨年から今年の3月まで必死で就職活動したのに中々内定がもらえずに、かなり悲惨な日々を送っていた。
さてさて話を戻して、
『学振の通過』
金銭的なサポートしてもらえて単純にうれしいというのもあるが、生活面のお金の話だけなら迷わず就職を選ぶべき。
学振の通過には『それだけではない面』がある。
それは、
これまでの研究内容やこれからの研究の展望について、純粋に審査されるという点。
『純粋』、、、という言葉果たして適切なのかは議論が必要ではあることはとりあえず今回は放置。
企業の研究職でも、もちろんこの点は問われることは問われる。場合によっては研究内容の発表をすることもある。が、企業の場合それ以外の『社会性』、『協調性』、『人間性』、、、、云々の方がより重要視される。役員面接にもなると全くといってよいほど研究内容なんて関係なくなるので、やはり最終的な判断は後者で決まるといってよい。
もちろん、そのことが悪いだなんて思ってないし、まったく社会性のない人同士でまっとうに仕事をすることは非常に難しいと思う。
ただ、博士課程まで進んで研究に没頭してきた自分たちにとって、その客観的な評価というものが中々されにくい。昨日、論文のレベルの話を少ししたが、論文はあくまで『成果』、つまり『結果』の方が重要であって、今後の展望という部分はあまり加味されない。
ブログを書き始めたものの、あまり文才もないし、説明が下手なのだが、
なんていうか、『研究の方向性』の評価が受けられる感じ。
会社でいうところの、
『企画のコンペ』に近いのかも。
だから自分の人間性などを評価されていただける『内定』と、
研究内容、今後の展望など研究者としての将来性を評価される特別研究員に選ばれることとは、
『進路』という意味では同じだが、かなり異なる意味を持つものだなぁ、
と、発表をまじかに考えてみた今日この頃でした。
ま、客観的に考えると、通過することは難しそうなんですけど。。。
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